国産通販ブランドの海外展開の一環として、シンガポールで新規顧客獲得のための広告配信を実施しました。シンガポールのアッパー層は日本への憧れが強く、日本旅行はもちろんのこと、日本製品に対して好意的なマインドを持っています。その上で、違和感のある海外ブランドの印象にならない工夫が必要であり、シンガポールのデモグラフィックの特性や趣向を調査し、ECサイトやLPをローカライズしました。その結果、広告配信開始からコンバージョンを獲得することに成功し、海外展開の新規顧客獲得に貢献しました。
課題
- シンガポールで広告配信したいが機動的な広告代理店が見つからない
- 国民性や英語を理解できるチームが必要だが日本にはいない
- ワンストップで外国の新規顧客獲得を引き受ける会社が見つからない
弊社の取り組み
まずは、クライアントの海外戦略をヒアリングし、スケールに必要なKPIを設計しました。その結果、以下の施策に着手しました。
①国民性や英語を理解できるチームを編成
通常の日本国内の広告配信と違い、シンガポールの国民性や英語を理解できるチームが必要でした。シンガポールは様々な言語に影響されてきた歴史がありますが、日常の広告はUS英語なため、US英語扱えるメンバーを編成しました。
②ECサイトおよびLPのローカライズ
ECサイトやLPを作る場面において、言語によってロジックは異なり、イギリス英語はヨーロッパ的な論法で、中国語はアジア的な表現が必要です。今回、US英語を使うということは、アメリカ的なロジックを元にECサイトやLPを作る必要があり実施しました。
③クリエイティブテストによる国民性にあった広告配信
アメリカ的なロジックで広告のテスト配信をスタートしましたが、クリエイティブのテストやLPのヒートマップを確認すると、シンガポールのロジックはUS英語+アジア的表現であることが明らかになりました。それを受けて、アメリカ的な結論重視の論法に、アジア的な丁寧で繊細な表現を加え、広告活動の微調整を行いました。
成果
- 海外での広告配信に対応できるチームを編成しました
- 国民性に合ったECサイトとLPのローカライズができました
- シンガポール独特の感性を発見し広告活動の微調整をしました
その結果、広告配信開始からコンバージョンを獲得することに成功し、クライアントの海外展開における新規顧客獲得に貢献しました。