インターネット通販のカートシステムとは
あなたはインターネットで商品を購入する際、どちらのサイトで購入をするでしょうか。
Amazon等の大規模モール、専門店のように商品別に特化したモールサイト、自社で運営をしているサイト等、インターネット上で商品を買える場所は様々です。
よくモール系ショッピングサイトで購入すると答えたとしても、EC担当者として商品を売る側になった際には、自社のECサイトを使用するのが一番おすすめです。
なぜかというと、出品手数料の金額とデータ計測の自由度が違うからです。
その理由を次項からご説明します。
自社ECサイトは手数料が抑えられる
Amazonや楽天等の大規模なモールサイトの一番のメリットは集客力です。
探している商品を検索した場合に、検索上位に上がるURLは大手ECモールであることが多く、自社の商品を見つけてくれるユーザーも多い為、購入にも繋がりやすくなります。
ただし、手数料に関しては月間出店料も販売手数料も自社でECサイトを運営するよりも割高です。
【例】
Amazon大口出品 | 月額登録料:4,900円 | 販売手数料:7%~(商品カテゴリによって割合が変わる) |
Shopifyベーシック | 月額使用料約:3,600円 | 決済手数料:3.4%~(決済方法によって変わる) |
大規模モールでは計測が取れない!?
また、モールサイトでの購入は広告計測が出来ないというデメリットもあります。
モール内には広告計測タグが一切埋められない為、広告を配信する際には自社でECサイトを用意する必要があります。
ECサイトを構築し自社でカートを持つことで顧客管理もしやすく、Googleアナリティクス等の計測ツールを導入することでユーザーの流入経路も確認することが出来るのです。
広告を配信し、更に購入数を増やしていく段階になった時点で、自社のECサイトの立ち上げも検討してみるのはいかがでしょう。
自社でカートシステムを用意するには
はじめから大がかりな構築が難しい場合BASEやSTORESなどから始めてみるのも良いです。左記の2つのECサイトではGoogleアナリティクスは対応済みですが、アドエビスでの計測はタグの直貼りでも計測出来ませんでした。
もし、カートシステムの購入数を基準に広告計測をする際は、対応済みの広告配信から進めても良いですが、配信媒体を広げる場合や代理店さんへ広告配信の依頼を想定している場合等は、自由度の高いShopifyをおすすめです。
商品を売っていくための最適化を図る
新規顧客の流入経路や広告配信の最適化、また購入後もフォローアップや適切な顧客対応を進める為には、多少時間がかかっても自社でECサイトを用意することが好ましいです。
予算面で大がかりなECサイト構築をすることが難しい場合でも、まずは少額でカート構築できるサービスで作成してみて、成果が上がってきたあとに大きくリニューアルという方法もおすすめです。
それでも商品をネット上で買えるようにしたところで売れるとは限らない為、SNS等のPRや広告配信が重要になっていきます。
広告配信を実施したいメーカーさんは、自社の販売方法を一度考えてみてはいかがでしょうか。