まずは商品ターゲットを探ることから
広告を配信する際に、どのようなターゲティング設定を選んだら良いか分からなくなることはないでしょうか。
とりあえず全体配信からスタートしてみよう、と考えている場合は商品に興味が無いユーザーにも広告が配信されてしまい、広告費を無駄に消化してしまうことになります。
まずは初回接触の際の基本的なターゲティング設定として、商品のターゲットに合わせた設定をしていきます。
この広告を見て欲しいユーザーは誰なのか
商品のターゲットに合わせた設定を進めていく理由としては、全ての人間が対象となる商品というのは結構少なく、興味の無いユーザーが殆どなのです。
子供がいないユーザーにベビー用品の広告が配信されたり、10代のユーザーに40代向け化粧品の広告が配信されても、興味が無い為読み飛ばされてしまいます。
設定方法については大まかに分けるとこの2通りがあり、
①性別・年代・地域・職業等、ペルソナを元にターゲティング設定を進めていく方法
②この商品を選ぶ人はどんなものに興味があるのかを広げていく方法
このどちらか、もしくは両方で設定することで広告を配信したい対象へ配信することができます。
ターゲティング設定の設定例
例:40代女性をターゲットにした高級スキンケア製品
①を元に、40歳~50歳の女性、高級ということで富裕層寄りに
②を元に、年齢を気にしてケアする人も多い世代の為、「美容医療」「健康」などの興味・関心
このようにターゲティング設定をし、①のみ、②のみ、①+②かけ合わせ等キャンペーン設定を分けていきます。
初めは広告予算を低めにしてテスト配信をすることが多い為、広いターゲットに充てる方が良いかと思います。
こうしてABテストを繰り返し、一番CVRの良いターゲティング設定をしていきます。
ターゲティング設定の応用編
ABテストを繰り返し、予算を増やしていくと同じユーザーに何度も広告が配信されてしまい、CVRが下がっていくことも想定できます。
その場合は②の興味関心の部分を変更していきます。もしかしたらこのようなユーザーにもヒットするかもしれない、と想像を膨らませ、また新たなユーザーの開拓をしていきます。
また、配信媒体によっては「類似オーディエンス」というCVしたユーザーに類似したユーザーをアルゴリズムで探し、広告を充てることもできます。
CVユーザーのオーディエンスデータが蓄積してきた場合、類似オーディエンス設定も配信していくと良いでしょう。
このように、ターゲティング設定によって効率の良い広告配信ができるようになる為、是非媒体ごとの設定を活用してみて下さい。